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on 6月 15, 2014
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サンディエゴで国際ビジネススクールINSEADの同窓生が数人集まりました。今月23日から26日迄サンディエゴでバイオテックの世界最大級のビジネス・カンファレンスがあり(その名も『バイオ』)、全世界からその業界のINSEAD同窓生がダウンタウンのコンベンション・センターに集まりミニ同窓会があるそうです。私は東京の出版記念パーティーと同日なので、残念ながら参加できません。
INSEADはMBAプログラムが世界でもトップクラスで有名です。入学するには最低2ヶ国語が流暢で、第3ヶ国語が会話程度できることが受験条件のひとつです。世界84カ国から学生が集まり、卒業生は世界170カ国以上でエグゼクティブとして活躍しているので、仲間と集まると、この人たちの見聞の広さは半端ではありません。多くの同窓生が最低3大陸以上で暮らしたことがあり、3-5ヶ国語が流暢なので、2カ国にしか住んだことがなく、2ヶ国語しか流暢でない自分はまだまだ…と感じてしまいます。英語でよく、「全ては相対的」と言いますが。。。
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on 6月 15, 2014
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サンディエゴ・ウィッシュでのオフィスで、日本時間8月6日広島の原爆記念日と9日長崎の原爆記念日にサンディエゴで行う「平和とヒューマニティーの日2014」の計画委員会がありました。新しくコーディネーターとしてチームに加わったジェーン・バーネットは障害者の娘さんがいるので、人種や信条の違いや生涯の有無を越えた人間愛の啓発に熱心で、とても頼もしいです。今年は、フォーギブネス・フロム・ヒロシマ代表の二宮さんもご家族で「平和とヒューマニティーの日2014」に来てくださるそうで、とても楽しみにしています。
http://japanese.sdwish.org/
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on 6月 11, 2014
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アメリカのヒラリー・クリントン国務長官の著書「Hard Choices」が先ほど発売になり、早速アマゾンのキンドルで購入しました。今からダウンロードします。2016年の大統領選に出馬が予想されているヒラリー・クリントン国務長官が、オバマ大統領との民主党大統領予備選に破れながらも、国務長官の要職を受け入れ、その後この5年余りに直面してきた、さまざまな決断のチャレンジについて書いてあるのだそうです。読むのが楽しみです。
http://www.amazon.com/Hard-Choices-Hillary-Rodham-Clinton/dp/1476751447
キンドルやiBookなどの電子書籍は本当に便利ですね。機械によっては、紙より目が疲れやすいことがありますが、でもこうやって、どこにも行かずに夜すぐに入手できるのですから、超便利です。
私の著書、「8時15分 ヒロシマで生きぬいて許す心」(講談社エディトリアル刊行)も電子書籍が出ますのでお楽しみに!
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on 6月 09, 2014
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「8時15分 ヒロシマで生き抜いて許す心」の出版に先立ち、出版記念パーティーや講演、取材のために6月後半から7月初旬にかけて日本に帰国する準備と、日本滞在中の計画をいろいろ考えています。広島だけでなく、日本からの平和を願う皆さんの気持ちを世界に伝える良い機会でもあります。ヨーロッパからも東京と広島にエージェントが来てくれるので、日米に限らず、世界の各地の人たちにメッセージを広めたいです。
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on 6月 09, 2014
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今学年度はお休みしていた、サンディエゴ大学の教育・リーダーシップ科学大学院から、9月からの新学年秋学期に、教育心理学の授業を教員養成修士課程の大学院生に教えて欲しいというリクエストが入りました。このクラスは、小学校から高校までの教員免許や上級免許を取得するために、既に教育の現場で教師や教育アシスタントとして教えている社会人の学生が多く、中には、OLや会社員など別の仕事をしているが教師になりたい、という学生もいます。
私は一般的な教育心理学の理論だけでなく、実際のケースなどを挙げて具体的に教師の立場からの対処法や介入法、児童生徒の理解や保護者の心理についても教えるので、学科長曰く、とても人気のあるクラスなのだそうです。教育者の教育は本当に大事なことだと信じているので、是非受け持ちたいのですが、秋以降のスケジュールが確定していないため、もう少し返事を待っていただくことにしました。私は「教える」「伝える」「啓発する」という機会には大変欲張りなので、つい体力的に自分を苦しめてしまうという悪い癖があり、全体像を良く見てからスケジュールを決めていくよう自分のアドバイザーに言われています。
http://www.sandiego.edu/soles/
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on 6月 09, 2014
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7月初旬発売の著書「8時15分 ヒロシマで生き抜いて許す心」の最終プルーフ確認を終えました。講談社エディトリアル編集部、一般社団法人フォーギブネス・フロム・ヒロシマ(FFH)や、他に応援してくださる皆様のお陰で素晴らしい本ができてきています。英語版は編集者の他は、私と私の直近のスタッフだけで取り組みましたので、その時に出来ることは限られていました。が、異なるバックグラウンドで専門分野の才能ある多くのプロ達と熱意のあるボランティアが、志を同じくそれぞれの得意なことを生かして協力をするということは、ものすごいエネルギーが生まれて、その融合により、素晴らしい結果が生み出されつつあるということを実感しています。
チームの皆様、本当にありがとうございます。
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on 6月 04, 2014
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著書の「8時15分 ヒロシマで生き抜いて許す心」の出版記念パーティー等で観ていただけるように制作している、私と私の活動の紹介ビデオのメインの編集を終えました。日本語版と英語版と両方制作していますが、とりあえず帰国までに日本語を完成させなければいけないので頑張っています。今までは英語でインタビューされることの方が多かったので、日本語でビジョンを語る時にふと言葉が見つからなかったりすることもありましたが、テクノロジー・マネージャーのアンドリューのお陰で良いビデオになりそうです。
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on 6月 04, 2014
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ウィスコンシン州のミルウォーキーの近くで二人の12歳の女の子が、友人のもう一人の12歳の女の子を包丁で19回刺し、殺そうとしたというので逮捕されました。この二人の供述では、インターネットのホラーサイトのリーダーに認めてもらいたくて殺人を計画したということです。被害者は包丁が心臓を「ほんの1ミリそれた」ため、一命を取り留めましたが、二人の容疑者は大人として扱われ、報道に実名も写真も出ています。
このようにアメリカの多くの州では、12歳以上17歳までの未生年でも、殺人、誘拐、レイプ、銃を使った強盗、ギャングによる犯罪など極悪な犯罪の場合には、法的にほぼ大人として扱われ刑事裁判を受けるかどうかが裁判官によって決められ、大人として扱われると決まった際には、終身刑や死刑もありえます。
カリフォルニア州では、未成年として裁判を受ける場合は少年裁判所で裁判を受け、カリフォルニア・ユース・オーソリティという少年刑務所に最長でも25歳になるまで拘束されて、その後は社会復帰が基本ですが、大人として裁判を受ける場合はその様な制限はありません。
この二人の容疑者は臨床心理ドクターによる精神鑑定を受けることになっています。容疑者の親もショックを受けているそうですが、事件の内容がもう少し詳しくわかってから、私も専門的見地から見たコメントができるかもしれません。
憎んでいたから殺意を実行に移した、お金などをゲインを目当てに反抗に及んだ、というような昔からある典型的な動機ではなく、ゲーム感覚の反抗が増えてきているように感じます。TV、ゲーム、インターネットの弊害が取り上げられるようになってもう既に久しいですが、本格的研究と対処法が必要です。先日同僚の臨床心理ドクターも、中学生にスマホを持たせるのはやめて欲しいとメディアで訴えていました。自傷行為や摂食障害などが疫病のように流行っており、スマホを通して刺激し合っていることが多いから、ということです。
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on 6月 03, 2014
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今週末はハリウッド映画「8時15分」の脚本の最終原稿のレビューにかかりっきりで、今日は何度もハリウッドのプロデューサーと電話会議をして、重要な部分の合意に達し、いよいよ監督候補の実力派監督(複数)に脚本を読んでもらい、交渉に入るそうです。それに先駆けて、脚本に最終的に磨きをかけてもらうA-リスト脚本家とは既に交渉に入っているそうです。
日本でハリウッドと言うと、ただの夢見事と思われるでしょうし、中には眉唾ものとか、「あの人は正気なのだろうか?」と疑う人もいるみたいですね。でも、実際にハリウッドに出入りしてみるとみんな人間です。いろんなキャラはあるでしょうが、それは普通の企業や学校やPTAでもありますね。臨床心理や精神鑑定の仕事柄、世の中のいろんな人たちを見ていますので、もちろんちっとも驚きませんし、ある意味人間の根本はどこに言ってもほぼ同じように思えます。
私はハリウッド俳優の友人が数人いますので、映画撮影の裏話などは聞いたことがありますが、映画制作は全く無知だったので、学ぶことだらけです。
この脚本ははっきり言って良い意味で衝撃的にパワフルです。ユダヤ系アメリカ人の脚本家のランダル・K・ル-ビンは私の本を読んで感動し、「是非脚本を書かせてくれ」と熱心にプロデューサーにアプローチしてきました。他に3人の脚本家にもプロポーザルを出してもらった中で、ランダルは私が本で言おうとしている父や祖父の教えをすぐに深く理解してくれて、脚本の中でもとても感動的に表現してくれていたので、感謝しています。
思わず笑ってしまったのは、ある一人の脚本家が、私の本をアメリカ人のヒーロー映画にする提案を出してきた時です。6月20日出版予定の著書「8時15分 ヒロシマで生き抜いて許す心」を読んでいただいたら、いかに私の本のメッセージがそうではないかがわかっていただけると思います。想像はつくでしょうが。提案は、ピーター・コナーズというアメリカ人捕虜が、広島の軍刑務所で被爆し、抜け出したところを広島の被爆者からリンチにあいそうになったのを私の祖父が助け、ピーター・コナーズはその恩を忘れず…という、まるでコミックの「ウルブリン」と浦島太郎の冒頭を合わせたような話でした。もう一人の脚本家はゾンビ映画のようなプロポーザルでがっかりしました。
特にアメリカ人はヒーロー映画が大好きで、今週末「X-man」が「ゴジラ2014」の興行収入を抜きました。この春から夏にかけて、スーパーマン、スパイダーマン、キャプテン・アメリカなどのヒーロー映画のオンパレードです。
ところで予断ですが、サンディエゴは7月にあるコミコン(コミック・コンベンション)が有名で世界中からアニメファン、コミックファンがコスプレで集まり、コミックが原作の映画のヒーロー役や監督なども集まり、まるで、アカデミー賞授賞式のアニメ版のようなシーンもあります。
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on 6月 02, 2014
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タリバンに拘束されていた米兵のボウ・バーグダール(Bowe Bergdahl)軍曹が、キューバの米海軍基地で拘束していた5人のタリバン容疑者と引き換えに、5年ぶりに釈放され現在ドイツの病院で観察治療中です。5年間拘束されている間に、目に見えるほど健康が害されているということで急を要し開放交渉をアメリカが推し進めたということです。バーグダール軍曹の健康状態は詳しくは発表されていませんし、通常生活に戻るまでにはかなりの時間を要すると考えられます。先日観た捕虜の心的外傷後ストレス障害(PTSD)や復讐心やヒューマニティーを描いた映画、『レイルウェイ 運命の旅路』(原題:The Railway Man、コリン・ファース、二コル・キッドマン、真田広之出演)を思い出しました。
拘束中に拷問を受けている可能性は低くないので、身体の健康チェックと共に、PTSDや他の精神科疾患があるかどうかの診断と対策も必要です。
先日NYで参加したアメリカ精神医学会総会でも、イラク・アフガニスタンの帰還兵とPTSDに付いての研究発表が複数あり、PTSDの症状がありつつ受診しない人が9割にも上ると先月発表されました。ある研究者は、「マラリア予防の薬に、抑うつ、不安、幻覚など精神疾患症状の副作用があり、PTSDと誤診される場合もある。」と発表していました。
日本人には余り身近な話題に感じないかもしれませんが、世界のいたるところで戦争や紛争は毎日起こっており、極限の体験を強いられる人間もたくさんいます。大変心が痛みます。
バーグダール軍曹は一人っ子だそうで、両親がインタビューを受けていましたが、まだ健康面や今後の心身回復や社会復帰の不安はあるものの、生きて帰ってこれるということに対する喜びはいかほどのものかと想像します。