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on 5月 23, 2014
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BBC オンラインマガジンのインタビューをサンタモニカ・ブルバード移動中に車を寄せて済ませました。このライターも「8時15分~ヒロシマで生き抜いて許す心」の英語原作”Rising from the Ashes: A True Story of Survival and Forgiveness from Hiroshima.” を読んで深く感銘してくれたらしく、世界の人に私の本のメッセージを是非伝えたいと言う熱意が伝わってきました。いろいろな質問に答え、最後に「エノラ・ゲイのクルーがまだ生存していたら会ってみたいですか?」と訊かれ「是非」と応えました。
12名の搭乗員のうちまだ生存しているのは、セオドア・「ダッチ」・バン・カークさんだけです。一昨年伝記が本になったバン・カークさんは1921年2月生まれの93歳です。昨年の12月7日(日本時間は12月8日)の真珠湾攻撃の記念日に私が全国メディアにインタビューされるのと同時に南部のローカルメディアにインタビューされていました。そのインタビューで「ヒロシマではたくさんの人が死んだが、原爆がもっと多くの(日本)人を救ったのだから罪悪感など全くない。」と言いました。アメリカ人の多くがこのように教育されていますから、自ら当事者だった元軍人がこのように信じ込んでいるのはちっとも不思議ありません。
より衝撃的なのは、この記事に寄せられた数件のコメントが、「貴方は本物のヒーローだ。」「あなたがアメリカという国が正義でできているということの証を見せてくれた。ありがとう。」「罪悪感なんて全く必要ありませんよ。日本人は硫黄島での戦いのように死ぬまで戦うつもりだったのだから、本土上陸でより多くの日本人が死んでいたはずだ。だから貴方は多くの日本人を救ってあげたのです。」のように、全て称えるコメントだったことです。興味深いのは、同時に全国メディアで報道された私のインタビュー記事は数百のコメントがありましたが、ほんの数人を除いては、ほとんどが「原爆の恐ろしさを真剣に受け止めるべきだ。」「二度とあってはいけないこと。」「苦しい中を生き抜いて主人公に深く感動した。」「アメリカ人は間違ったことを教えられてきた。原爆など戦争終結に必要なかったのに。」というコメントがほとんどでした。
バン・カークさんがお元気なら、是非私の本を読んでもらいたいです。そして腹を割った感想をお聞きしたいです。
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on 5月 23, 2014
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以前から待ち望んでいた映画を観ることができました。
2011年のアカデミー賞を撮った「英国王のスピーチ(原題:The King’s Speech)」の主演コリン・ファースと、二コル・キッドマン、真田広之、石田淡朗と言う豪華キャストで、ジョナサン・テプリツキー監督の『レイルウェイ 運命の旅路』(原題:The Railway Man)というオーストリア・イギリス映画です。
第二次世界大戦中日本軍に陥落されたシンガポールで捕虜となり拷問を受けたイギリスの元軍人が重度のPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しみ、数十年経って当時拷問に加わっていた日本軍憲兵隊の永瀬(石田淡朗・真田広之)がまだタイで生きているのを見つけ対面するという実話が書かれた本に基づいた映画です。
この映画も私の「8時15分~ヒロシマで生き抜いて許す心」と同様に人間の極限、ヒューマニティー、許すということの難しさなどが描かれています。ヨーロッパやオーストラリアでは昨年公開されましたが、アメリカではこの4月から限定公開でした。日本でも4月19日公開ですね。まだ公開中のようです。
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on 5月 23, 2014
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「8時15分~ヒロシマで生き抜いて許す心」について、カナダのインターネットラジオToginet Radioのインタビューを受けました。北米東海岸夏時間で日曜の午後ライブで流れるそうです。その後はダウンロードして聴けるそうなので、また私が出る番組の聴き方をお知らせします。Indie Book Publishingという番組です。日本時間では5月26日月曜の午前4時から9時ぐらいの間にライブ放送になります。
今回のホストのJay Douglas Barkerも「本を読んで信じられなかった。すさまじく衝撃的な話であるとともに、深い人間愛の話だ。今まで聞く機会の無かった話だ。このような深い許す心は、全ての人類が学べるテーマだ。」と熱烈に語ってくれていました。いろいろな国のメディアで異口同音に同様なコメントをいただいてきました。
日本の皆さんにも日本語でお手軽に読んでいただけるのが待ち遠しいです。6月後半に出版ですので、楽しみにしていてください。
www.ToginetRadio.com
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on 5月 23, 2014
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今日はハリウッド映画「8:15(エイト・フィティーン)」の脚本のレビューをしています。
とてもいいものが上がってきているのですが、日本人でないとわからない文化的な事柄や、細かい事実をインプットするのが私の役割です。今週ハリウッドでプロデューサーとミーティングをしますが、二人とも早く次の段階(監督との交渉)に進みたくてうずうずしていますが、脚本が一番大事なので周到にディべロップしています。
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on 5月 23, 2014
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この週末で日本語版の「8時15分~ヒロシマで生き抜いて許す心」(講談社エディトリアル刊)の最終校正、カバーデザインのレビュー等をしました。本当に良い本になりそうです。協力者の皆様、ありがとうございます。
英語版は初稿の一行目をタイプした時から出版まで、数名のスタッフと出版社の担当の人以外は、自分で全て何もかもしなければいけませんでしたが、日本語版は本当に多くの人たちに助け、励まし、応援して、引っ張っていただいています。
6月末の出版記念イベントでは、一人ひとりの方たちへの感謝の気持ちが伝わるとうれしいです。
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on 5月 19, 2014
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やっと家にたどりつき、避難命令は解除されたので、とりあえず持ち出してもらったものや身の回りを片付けました。遠くへの出張が重なりかなり疲れているので、まずは身近な環境の平静さと正常さを取り戻すことが一番です。ただし、じっと同じ場所で同じ事を繰り返しているよりも、実際にいろいろな所に行ったり経験したりしているほうが、患者さんとの対話も新鮮な見地からよいエネルギーを持って面することができます。セラピストは自分を常に多角的に見つめると同時に、何らかの形で学び続けていないとだめなのです。
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on 5月 19, 2014
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仕事は順調でしたが、山火事はどんどん広がって大変なことになっているので、15日朝の飛行機を14日の夕方に急遽変更し、クライエントがセットアップしてくれていたタイムズスクエアーのホテルや、ニューヨーク唯一の回転ルーフトップ・レストランでのビジネスディナーを全てキャンセルして、急いでラグァディア空港へ向かいました。シカゴ行きに搭乗したものの、機会の故障でキャンセル。もうどこにも経由できる飛行機がありません。仕方なく、航空会社指定のホテルへ。私は贅沢でなくてよいので、汚くなくてうるさくなければ少々のホテルは我慢できるのですが、このホテルはすごい!なんと壁紙がはがれまくり、ベッドのカバーにタバコで燃えた穴のある本物の屋根裏部屋に入れられました。においに余り敏感でない私でも鼻をつまんでしまう部屋です。シティー(マンハッタン)の眺めがあるというので窓のカーテンをあけてびっくり、隣は巨大な墓場です。冷~~!疲れ果ててゆっくり休みたいのに。。こんなことなら、タイムズスクエアーのホテルのふわふわ枕と布団でゆっくり眠ってから、最初の予定通りに空港に行っていた方がずっと良かった。でも誰にも予想できないことが重なっているので仕方ありません。自分でお金を払って、タクシーを呼んで遠くてもマンハッタンのまともなホテルに行き、朝又帰ってくるという選択肢もありますが、もう夜中なのでその気力やエネルギーはありません。どうしようもないことに腹を立てて、数時間しか残っていない休息の時間を無駄にするか、瞑想して心を落ち着け少しでも深い眠りを得られるようにするかは、私自身の選択です。
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on 5月 19, 2014
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国際企業重役のコーチングのカスタムプログラムのためNYに戻ってきました。タイムズスクエアーの近くのホテルで缶詰です。
今日はグループコーチングです。フランスに住むフランス人、上海に住むアメリカ人、NYに住むフランス人、オランダに住むブラジル人、ドイツに住むアメリカ人の5人の重役達のアセスメント結果をオープンにレビューしながら、それぞれのリーダーシップにおいて得意不得意を互いにフィードバックを与えながら話合います。このグループは全く違う部門の人たちですが(その方が遠慮せずに話せるのでよいのです)、昨年9月からリーダーシップを磨くための研修を受け、電話カンファレンスでコーチングも受けてきているので、今回はコーチがあれこれ言わなくても自発的に積極的なディスカッションが進みます。
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on 5月 19, 2014
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空港に着陸したとたんに、家族から電話があり、サンディエゴの自宅周辺が山火事で大変なことになっており、避難命令が出たと言われました。サンディエゴで遭遇する4回目の近辺の大きな山火事です。2007年にも避難命令が出て、フットボールのスタジアムで数日過ごしたことがあります。
砂漠が海辺にせりでている地中海式気候の素晴らしいところですが、旱魃が続くと山火事の危険が急上昇します。異常気象で気温も高く、今日の湿度は何と7%です。フェーン現象のような、「サンタ・アナ」と呼ばれる熱風が強く吹き、一旦火が出るとものすごい勢いで枯れ草を燃やして広がっていきます。
NYまで来てしまっているのですぐに飛んで帰ることもできず、とりあえず昔の写真など焼けてしまったら代替できないものだけ家から出してもらいました。原爆直後の猛火の事を思いました。でも、どうすることもできないことでオタオタしても、ベストな解決策を思いつくクリエイティビティが減るだけです。世界各地からこの日のために集まっている重役のコーチングの仕事をキャンセルするには、キャンセルして得られるものがよほど多くないと意味がありません。生き物の命とか。すぐ帰れる飛行機はないので、キャンセルする意味無しと判断し、予定通りに仕事をします。
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on 5月 19, 2014
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今日は母の日。
子供たちが花をくれ、久々に何食も続けて料理「させていただきました。」誰かのために何かをしてあげることができて、それを喜んでもらえると言うのは本当に幸せなことです。「一生懸命してあげても、感謝してもらえない。」「感謝されようと思ってする方が悪い。」「大きなお世話。」などと家族や近しい関係の中で思いやりのつもりがもつれてしまうことは良くあります。そんなもつれがどんどん絡まって、解けなくなってしまっている人たちもたくさんいます。「可愛さあまって憎さ百倍」といいますが、もし、あなたが何かに傷ついて根に持っていることがあったなら、許しのこころが持てたらいずれは必ず楽になるはずです。今は想像もつかなかったとしても。