空港に着陸したとたんに、家族から電話があり、サンディエゴの自宅周辺が山火事で大変なことになっており、避難命令が出たと言われました。サンディエゴで遭遇する4回目の近辺の大きな山火事です。2007年にも避難命令が出て、フットボールのスタジアムで数日過ごしたことがあります。
砂漠が海辺にせりでている地中海式気候の素晴らしいところですが、旱魃が続くと山火事の危険が急上昇します。異常気象で気温も高く、今日の湿度は何と7%です。フェーン現象のような、「サンタ・アナ」と呼ばれる熱風が強く吹き、一旦火が出るとものすごい勢いで枯れ草を燃やして広がっていきます。
NYまで来てしまっているのですぐに飛んで帰ることもできず、とりあえず昔の写真など焼けてしまったら代替できないものだけ家から出してもらいました。原爆直後の猛火の事を思いました。でも、どうすることもできないことでオタオタしても、ベストな解決策を思いつくクリエイティビティが減るだけです。世界各地からこの日のために集まっている重役のコーチングの仕事をキャンセルするには、キャンセルして得られるものがよほど多くないと意味がありません。生き物の命とか。すぐ帰れる飛行機はないので、キャンセルする意味無しと判断し、予定通りに仕事をします。
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