今、南アフリカ共和国のダーバンで行われている世界心理療法会議での発表を終えました。短い時間でしたが、他国からの参加者が熱心に聞いてくれ、感銘した、重要だ、などのコメントをいただきました。
次回の世界心理療法会議では、メインスピーカーの一人になって欲しいと、フランス人の議長にリクエストされたのでお受けするつもりです。次回は、2017年にパリで開催です。
この学会の主催団体の世界心理療法学会の事務総長のドクター ネメスは、アメリカ人の臨床心理医です。ルイジアナの学会で4月に初めてお会いし、この発表の機会を下さいました。専門は自然大災害の被災者の心理療法についてで、ハリケーン カトリーナの被災者の心理的回復について数多くの研究と実践を行われ、世界の災害対応メンタルヘルスの権威です。チェルノブイリや福島についても、よく研究されており、広島の土砂災害についても話し合う予定です。
「共感することのプロセス」についての専門家のリトアニア人の精神科医や、「憎悪に対処する心理療法」について発表するセルビア人の臨床心理ドクターや、「(南アフリカ共和国における人種差別の歴史を)許さない心理」を研究している白人の南アフリカ共和国精神科医の他、いろいろな専門家にお会いして意見交換などをしており、遠くまで来た甲斐がありました。
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