2014-5-7(ニューヨーク)

Posted by wpmaster on 5月 19, 2014
Dr.Mikamoブログ

アメリカ精神医学会では、PTSDの治療、ADHDの治療、マイナーな脳損傷の治療などいろいろ最新の精神科治療についての講演をききましたが、最も印象に残ったのは、ヨガや瞑想などでこころを落ち着けることにより、精神状態がよくなるということの脳神経科学リサーチの裏づけでした。しかも、ただ瞑想をするのでなく、「思いやりのこころ」「他の人の気持ちを気配るこころ」や「許すこころ」の瞑想やリラクセーションが実際に免疫ホルモンを活性化すると言う発表が含まれていました。

ストレスをかける実験では、体内の働きを抑制したり悪化させるホルモンや物質が増えていることが示されていました。しかも、ストレス状態が終わっても体内のストレス物質はすぐにはレベルが下がりません。ストレスが体に悪いのは誰でも知っていることですが、脳神経学的に、そして生理的にはっきりと指標が出ているので、「ストレス発散、ストレス軽減、思いやりのこころ、許しのこころ、皆さん見直してみましょう!」と声を大にして言いたいです。

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