2015-7-16

Posted by wpmaster on 7月 22, 2015
Dr.Mikamoブログ

ロンドン大学

ロンドン大学で国連協会との共催で行われた国際会議「核政策と歴史の真実」では、「あのきのこ雲の下で、そしてそれを乗り越えて」という題で「8時15分」に描かれている広島原爆投下後の実情とそれを乗り越えて生きて復興を目指した人間について基調講演を行いました。

国際政治と国際関係論・歴史学の世界的権威が揃った会議でしたが、多くの発表者に「今まで、被爆者の生の体験や実情についてこれほど詳しく聞いた事がない。大変感動し参考になる。」と絶賛していただきました。

ワシントンDCのアメリカン大学核歴史研究所所長のピーター・カズニック教授は、オリバー・ストーン氏と共著の「知られざるアメリカ史」の中に詳しく述べてあるように、いかに原爆使用が非人間的で戦争犯罪であったか、いかに戦争終結に不必要であったかなど、実際の証言や文献を挙げて強く語られました。当時のアメリカ軍5スター元帥6人のうち5人が「原爆は必要なかった」と公言しているのですが、アメリカのメディアではほとんど取り上げられておらず、現在でも「原爆投下によって戦争は終結し何百万人もの米兵や日本国民の命を救うことができた」と高校の歴史の授業などでは教えられています。

その他の講演者は、ロンドン経済政治大学院のマシュー・ジョーンズ教授、ロンドン大学先端研究所のフィリップ・マーフィー教授とスーザン・ウィリアムズ博士、ダグ・ハマショルド(前国連総長)財団のへニング・メルバー教授、英国王立国際問題研究所のウォルト・パッタ-ソン博士など草々たるメンバーでした。

 

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【ロンドン大学のSenata House】

 

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【ピーター・カズニック教授(右)とメディアの方】

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